崖っぷちの広島 3試合連続の先制!天敵・大竹から坂倉が右翼線へ適時打 一塁塁上でガッツポーズ 堂林同点犠飛
「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、阪神タイガース-広島東洋カープ」(20日、甲子園球場)
アドバンテージを含めて0勝3敗と後がない広島が先制した。
四回2死から上本が左翼に二塁打、続く秋山が遊撃への内野安打でつないで一、三塁の好機を迎えた。ここで8番・坂倉が内角球に詰まりながら右前へしぶとく落とす適時打を放った。一塁塁上では右腕を突き上げるガッツポーズを見せた。
「まず1点!先に点を取れて、先制することができて良かったです」と語った坂倉。チームはレギュラーシーズンで相手先発・大竹に苦戦した。12勝を挙げた左腕に半分の6勝を献上して対戦防御率も0・57と抑え込まれていた中、赤ヘル打線が先手を奪った。
しかし直後、床田がノイジー、坂本に連続適時打を浴びて逆転を許した。3試合連続で先制したのもつかの間、あっさりと試合をひっくり返された。それでもチームは粘りを発揮し、五回1死一、三塁から堂林の犠飛で試合を振り出しに戻した。