広島CS 鈴木誠也が私服姿で始球式にサプライズ登場 新井監督に5分前に呼ばれる「恐ろしいです」客席大歓声 投手役は山本浩二氏、黒田博樹氏の姿も

 始球式で打席に立つ鈴木誠也(投手は山本浩二氏)=撮影・飯室逸平
 山本浩二氏の始球式で打席に立ちスイングするカブス・鈴木誠也(撮影・田中太一)
 始球式を務める山本浩二氏(撮影・田中太一)
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 「JERA CSセ・ファーストS・第2戦、広島東洋カープ-横浜DeNAベイスターズ」(15日、マツダスタジアム)

 広島元監督の山本浩二氏(76)が始球式を務めた。さらにサプライズで、21年まで広島に在籍したカブス・鈴木誠也外野手(29)が私服姿で登場し、打席に入った。

 1975年の10月15日は広島が初のリーグ優勝を果たした日。同年に初めて首位打者のタイトルを獲得した“ミスター赤ヘル”は背番号8のユニホーム登場した。

 すると、球場アナウンスとともに白のTシャツ姿の鈴木がグラウンドに。まさかの元主砲の登場にスタンド全体は大興奮となった。

 鈴木は「(打者を務めるのが決まったのは)5分前です。恐ろしいです。新井監督です」と指揮官からの“指令”があったと笑顔で明かした。山本氏の投球に鈴木は空振り。2人の共演に球場は大きな拍手に包まれ、試合前のグラウンドを盛り上げた。ベンチ横には黒田博樹氏の姿もあり、大一番でレジェンド勢ぞろいとなった。

 鈴木は前日の初戦も球場を訪れ、家族で試合を観戦。古巣への熱い思いをのぞかせ、元同僚のプレーに熱視線を送っていた。山本氏は「(鈴木の参加は)下に降りてから聞いたんですよ。誠也が来て盛り上がりましたね」と語っていた。

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