カープ2軍 フェニックスLで複数ポジション 高2軍監督「挑戦させようと」林を外野、中村奨は一塁起用へ

 広島の高信二2軍監督(56)が3日、マツダスタジアムで松田オーナーに今季の戦いについて報告を行った。その後取材に応じ、9日から始まる「みやざきフェニックス・リーグ」で、若鯉を複数ポジションで起用する方針を明かした。1軍昇格への機会を広げるのが狙いだ。

 来季へ向けての土台作りが始まる。オーナー報告を終えた高2軍監督が今後のテーマに言及した。「フェニックス・リーグでは、いろんなポジションに挑戦させようと思う」。起用の幅を広げ、出場機会を増やためだ。

 今季、三塁と一塁を守った林を外野手として起用し、外野での出場が主だった中村奨は一塁で出場させる予定だ。外野手の新人・久保は、グラブさばきの巧みさを買い、二塁手として送り出す。

 林は今季、1軍では20試合の出場にとどまった。三塁と一塁で出場するためには外国人選手との競争に勝たなければならない。「可能性を広げたい。コーチからも外野をやったらどうかという話が出た」と高2軍監督。打力を生かすため、新しい自分探しに臨ませる考えだ。

 今季は主力野手にケガ人が多く出た。若手は出場機会が増えたが、結果を出して強い印象を残した選手は少なかった。スタメン野手の多くは30代が並ぶ。松田オーナーからも「若い選手を食い込めるように頑張ってくれという話をいただいた」と振り返った。

 ウエスタン・リーグは53勝52敗8分けの3位で終えた。開幕直後に2軍落ちした小園を復活させるなど一つの役割を果たした。育成も命題で、チームの課題は若手野手の底上げ。今秋を選手層を厚くするための第一歩とする。

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