広島・栗林が決死のダイビングキャッチ 投手では異例のプレー 気迫あふれる姿にマツダは熱狂

 9回、京田のバントに飛びつく栗林(撮影・田中太一)
 6回、2点適時打を放った会沢を迎える新井監督(撮影・田中太一)
 6回、同点適時三塁打を放つ小園(撮影・田中太一)
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 「広島東洋カープ4-3横浜DeNAベイスターズ」(6日、マツダスタジアム)

 広島・栗林良吏投手が決死のダイビングキャッチを試みた。

 同点の九回から登板すると、先頭の山本に中前打。続く京田が試みた送りバントがマウンド前への小飛球となると、栗林は懸命に前進し、左腕を伸ばしてダイビングキャッチに出た。惜しくも捕球することはできなかったが、一塁走者の代走・知野を二塁で封殺。投手はケガによるアクシデントを恐れて打球に対して飛び込むことを控えることが多いが、右腕の気迫あふれるプレーにスタンドからは拍手と大歓声が巻き起こった。

 続く柴田が犠打を決めて2死二塁と一打勝ち越しのピンチを背負ったが、代打・藤田を153キロの直球で空振り三振に仕留めると、またもマツダスタジアムが熱狂に包まれた。右腕の熱投はチームを勇気づけ、延長十一回のデビッドソンのサヨナラ本塁打につながった。

 1995年5月24日の阪神戦で、巨人・桑田真澄投手がダイビングキャッチを試みた際に右肘を負傷し、6月15日の阪神戦を最後に戦線を離脱。10月10日に腱移植手術を受けている。

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