広島・中崎 通算100ホールドポイント 13年目で到達、球団6人目 満塁ピンチしのいだ「いい守りに助けられました」

 6回、満塁のピンチで青木を併殺に仕留め、笑顔で野手陣を迎える中崎(撮影・田中太一)
 6回を無失点に抑える中崎
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 「広島東洋カープ7-6東京ヤクルトスワローズ」(26日、マツダスタジアム)

 1点リードの六回に登板の広島・中崎は1死から丸山和に二塁打、代打・川端に左前打で一、三塁。ここで武岡のセーフティースクイズは捕手前に転がり、一塁のベースカバーが遅れる間に内野安打で満塁の大ピンチを迎えたが、青木は145キロで押し込み遊ゴロ併殺打に仕留め仕事を終えた。

 プロ13年目で通算100ホールドポイント(HP)、球団6人目の節目の記録に到達した。

 「いい守りに助けられました。しっかり抑えられて良かったです」

 3連覇は守護神として活躍。その後は故障などもあり満足いく成績を残すことができなかった。今季は25試合に登板し、防御率2・63と安定した投球を続ける。矢崎、ターリーら勝ちパターンが抜ける中、4試合連続ホールドできっちり穴を埋めている。

 要因を問われると「去年よりはしっかり打者と向かって行けているというところですかね」と話す。周囲が重いボールを使ってトレーニングをしているのを見て、4月頭から採り入れたことも150キロ超の球速復活に役立った。

 「チームに少しでも貢献できるように1試合1試合投げていければいい」

 100HPは通過点。これからも与えられた役割を淡々とこなしていく。

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