広島・新井監督 西川の先制3ランに「連敗で来てたのであの3ランはすごい大きかった」
「中日2-3広島」(9日、バンテリンドーム)
広島は三回に西川の8号3ランで得た3点を先発の森から栗林、中崎、島内、矢崎とつないで逃げ切った。
新井貴浩監督は西川の本塁打について「連敗で来てたんで、先制できたあの3ランというのはすごい大きかった。技術的なものはもちろん。それプラス駆け引きがあったり読み、そういうのが素晴らしい打席だったと思います」と振り返った。
マクブルームが打撃不振で離脱後、4番で起用を続けている。
「4番らしさも振る力も(本塁打が)8本目。彼は現役も一緒にやってますし、入って来たとき本当に細かった。年々からだも大きくなって、パワーも付いてきている。努力のたまものでしょうね」と褒めた。
先発の森は5回1失点で2勝目。
「森も素晴らしかったし。本当に投げるたびに力を付けてくれているなと思いますね。前回の神宮もボール自体はいいと言ったと思いますけど、それプラスきょうは制球面というのも前回よりも良かった。投げるたびに成長してくれていると感じます」
六回以降をつないだリリーフ陣について。
「本当に苦しかったと思うんですけどなかなか追加点取れなくて。苦しかったと思うんですけどほんとブルペンも耐えてくれて大きな1勝になったと思います」
2点リードの七回は初めて中崎を起用した。
「ニック(ターリー)がきのう30球近く投げていたというのもありますし、きょうは五回で(森を)代えて六回栗林、七回ザキというのは決めてました。ザキもずっといい投球をしてくれていましたし、久しぶりに失点しましたけど、あれは打った打者がうまかった。いいところ投げているので、フォークボールかな。シュート回転させながらアウトコース低めにね。あれはしょうがないです。意図したとこに投げている。打った打者をあそこは褒めるべきだと思います。ザキもそのあとよく粘ってくれた」
11日からは東京ドームで4位の巨人と3連戦。
「順位的なものはまだまだ気にする必要はないと思うので、カード頭をしっかり取れるように明日しっかり休んであさってに備えたいです」
オールスターまで残り2カードとなった。