広島・西川 両リーグ安打王を死守 先制2点タイムリー&25度目マルチで86安打 新4番を新井監督絶賛「頼もしい」
「広島5-3DeNA」(29日、マツダスタジアム)
広島の4番・西川のバットが止まらない。
まずは両軍無得点で迎えた三回無死満塁の場面。カウント1-1からガゼルマンの変化球をたたき付けて、前進守備の一塁手の頭上をバウンドしながら越える2点適時打で先制点を挙げた。
「みんながつないでくれたので、何とか、かえすことができて先制点になって良かったです」
同点に追いつかれた直後の七回には1死一塁から右前打で今季25度目のマルチ安打。チャンスを拡大し坂倉の決勝打を誘発した。
マクブルームが打撃不振のため離脱。13日・楽天戦(マツダ)から12試合で4番を務め、現在9試合連続安打中。無安打はわずか1試合という抜群の安定感で打線を引っ張る。
6月は85打数31安打の打率・365、10打点。25日・巨人戦から秋山を抜きトップに立った安打数は早くも86本。両リーグトップを死守している。
そんな頼もしい4番打者に新井監督は「(新川)龍馬は何番でも対応できる。1から4番でも。また勝負強い。きょうもいいところで打ってくれてますし、頼もしいですね」と絶賛した。
首位・阪神に3ゲーム差、2位・DeNAには1・5ゲーム差。打撃の天才が追撃の先頭に立つ。