カープ永川コーチ「20」に感謝 背番号受け継ぎ北別府さんから温かい激励「『20番、早く返せ』と」
厳しくされても背中を追いかけた。永川勝浩2軍投手コーチ(42)は19日、北別府氏の葬儀に参列し、別れを惜しんだ。プロ1年目の2003年から北別府氏の背番号20を付けた。「カープに入って最初の投手コーチ。『こうしないと、食べていけない』という部分を教えて頂いた」と感謝の思いを語った。
顔を合わせる度、お決まりのように言われた。「『20番、早く返せ』と。笑い話のように話してくれたことを、すごく覚えています」と温かい激励が忘れられない。
03年は25セーブを記録。「1年目に活躍して『プロをなめるな。なめたら、やられるぞ』と言われた次の登板で、やられたこともありました。常に気を引き締めてやる大事さを教えてもらった」。一緒に過ごした時間は、何物にも代えがたい財産だ。