広島 交流戦同率首位に新井監督「みんなガンガンいってくれている」

 「日本ハム2-7広島」(8日、エスコンフィールド)

 広島が逆転勝ちで18年6月8~10日・楽天戦以来、5年ぶりの交流戦カード3連勝。6チーム同率ながら交流戦首位に並んだ。

 二回に先制を許すも三回に菊池の適時二塁打で同点。五回には2死満塁から野間の右前2点適時打と好走塁で相手失策を誘い3点。九回には田中の4号3ランで日本ハムを突き放した。

 試合後、新井貴浩監督は「ナイスゲームだね。コルニエルは立ち上がりから変化球でカウントが取れなくて、ちょっと苦しい立ち上がりだったんだけど、尻上がりによくなって、ナイスピッチングでしたね」と振り返った。

 打線は3度の得点がいずれも2死からと粘り強さを見せた。「相手もいい投手。チャンスも少ないだろうという中で、ああいう風に2アウトから、いい攻撃だったと思います。矢野も、いい走塁だったね。ちょっとした隙を突いた、いい走塁だったと思います。もちろん打って点を取って、それもベンチは沸くんですけど、ああいうちょっとした隙を突いた走塁というのは、ベンチもさらに沸くし、勢いも出る」

 守備、走塁でいいプレーが目立つ。チーム全体の意識が高い。「それはキャンプ、オープン戦から徹底してやってきた。開幕して、公式戦に入って、選手一人一人に浸透してきているなと。いつも言っているように、足が速い遅いじゃない。走塁に対する意識。全員、何か隙があったらいってやろうと。勇気をもっていってやろうという姿勢が、みんなに浸透しているなと思います」

 日本ハム戦から復帰した野間が決勝打を放った。「だんだん内容も、反応も良くなってきている。今日の最終打席も、だんだんと彼のスイングはできているんじゃないかなと、こっちは見ていますよ。ナイスバッティングでしたね」

 このところ、菊池、秋山の1、3番に元気がなくなってきた。「まぁそこは、やっぱりバッティングは波があるから。ずっといいときばかりじゃない。キク(菊池)とかはね、守備で何十打点も稼いでくれているからね」

 交流戦を5勝4敗の勝ち越しで折り返した。「投げる方でも打つ方でも、走塁の方でも。みんながガンガンいってくれている。いいリズムになっていますよね」

 2軍調整中のデビッドソンがウエスタン・阪神戦で本塁打を放つなど復調気配。「もちろん私もチェックしていますし、高2軍監督からも報告もいただいてます」。9日からの1軍合流を示唆していた。

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