連勝で3位浮上の広島・新井監督 284日ぶり白星の森下に「ナイスピッチング」「もう一段階あると思うので楽しみ」

ヤクルトに連勝し、満足げな表情を浮かべる新井監督(撮影・田中太一)
スタンドの声援に応える西川(右)と森下(撮影・田中太一)
7回、三者凡退に抑え、拳を握って野手陣を迎える森下(撮影・田中太一)
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 「広島4-1ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)

 広島が連勝し、3位に浮上した。貯金を1とし、ヤクルト戦は5連勝となった。

 先発・森下は7回3安打無失点。1軍復帰後は最多の9奪三振で昨年8月16日・中日戦以来、284日ぶりの白星を飾った。

 打線は六回まで相手先発・ピーターズの前に無得点と苦戦。しかし七回に好機を迎え、5番・西川が中前適時打を放って待望の先制点をもぎ取った。八回には菊池の適時二塁打、代打・坂倉の2点適時二塁打で3点を奪ってリードを広げた。

 試合後の新井貴浩監督(46)の主な一問一答は以下の通り。

 -森下の好投に打線が応えた。

 「前回もいい投球をして打線が援護できていなかった。(七回は)何とか森下に勝ちを付けてあげたいという気持ちが表れた攻撃でしたね」

 -森下の投球は。

 「初回は(1死満塁の)ピンチだったけど、そこでグッとギアを上げて、彼らしいナイスピッチングだった」

 -前回も今回も直球の力、変化球ともに彼本来の投球ができている。

 「徐々に彼本来の球のキレは出てきていると思います。ただ、彼が持っているものを考えると、もう1段階あると思うので、すごく楽しみ。そこはまた(気温が)温かくなってきたら出るのかなと。いずれにしても本当、前回もそうだし、素晴らしいピッチングだった」

 -三回は三塁・田中がオスナの三遊間の打球に飛び込んで二塁に送球してアウト。二塁・菊池も八回、オスナの難しい打球を処理した。

 「広輔の飛びついたプレー大きかったし、キクのオスナの打球もハーフバウンドですごく難しい。最終的に4-1になって(決勝打の西川)龍馬も素晴らしいんですけど、きょうは守り勝ったという試合でしたね」

 -26日に抹消されたケムナ投手について。

 「(1軍)登録の絡みもあって。開幕からいろんな展開で行っていたから。僅差の場面、ビハインドの場面とか。ネガティブなことではなく、しっかりリフレッシュして、状態を上げておいてくれと伝えました」

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