カープ黒原 目指す1軍完走 左肩痛から回復順調「不安ない」いざ飛躍の2年目へ

 広島の黒原拓未投手(23)が18日、左肩痛からの完全復活へ覚悟を口にした。昨季5月上旬に痛めた患部は順調に回復し、合流した17日の合同自主トレではキャッチボールで力強い球を投げた。状態を確認した上で1月中のブルペン投球再開を視野に入れる。復帰への階段は順調そのものだ。

 力強い軌道が完全復活への道しるべだ。前日17日の合同自主トレ。黒原はキャッチボールでスピンが効いた球を投げ込んだ。「肩の不安もないし、球の強さ自体も上がってきている。良い感じに投げられています」。言葉に充実感がにじんだ。

 昨季5月に痛めた左肩の回復具合は順調。昨秋にはフリー打撃にも登板している。「キャンプまでに入っておきたい。どこかではあると思います」。焦りは禁物。それでも状態を確認した上で1月中のブルペン投球を視野に入れている。

 16日までは母校の智弁和歌山や関学大で練習。智弁和歌山・中谷監督には「しっかりやって来いよ、と学校を出るときに言われた。励みにしてやりたい」。これまで支えてくれた人の温かさを再認識した時間を経て、完全復活への思いはさらに強くなった。

 新人だった昨季は開幕1軍を勝ち取り、12試合で0勝0敗、防御率6・52だった。今季が2年目ながら「新しい選手がどんどん入ってくる。緊張感を持ちながら過ごしていきたい」と口元を引き締めた。強い危機感も胸にある。

 「あの舞台で投げるのは楽しかった。あそこに戻ってシーズンを通して投げられたら」

 再び目指す1軍のマウンド。武器とする力強い直球のように、真っすぐ進んでいく。

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