カープ二俣 マジで狙う来季開幕三塁 新井良コーチ助言で一変「手応えバッチリ」
「広島秋季キャンプ」(21日、日南)
広島の二俣翔一内野手(20)は21日、打撃に手応えをつかんで14日間の秋季キャンプを終えた。新井良2軍打撃コーチの助言により、シンプルな思考になれたことがきっかけ。キャンプ中に支配下選手登録も決まり「開幕三塁」を本気で狙う。
表情は晴れやかだった。二俣は「手応えバッチリです」と力を込めた。キャンプインまでは、バットを出す角度や左足を着く位置などを気にしてきたが、新井良コーチのアドバイスでその考えが一変。「足を早めに上げて間合いをしっかり取って。おまえのスイングをすれば大丈夫と言ってくれた」。自然体を強調する言葉。視界がパッと明るくなった。
20日の紅白戦では2打数無安打ながら、投球に対するアプローチは悪くなかった。「継続していきたい」と、タイミングの取り方を工夫しながら、打力向上に努めていく。
持ち味の長打力が評価されての、支配下選手登録だ。来季は3年目。1軍を目指せるスタートラインに立った。右の長距離砲はチームの懸案事項。思い切りのいいスイングでアピールしていく。
「三塁のレギュラーを取るという気持ち。開幕戦の一発目から出るっていう気持ちでやっている。ほかの選手より頑張っていきたい」。結果で、新井良コーチに恩返しする。