広島・矢野 〝カメレオン打法〟で出塁率UPへ「どういった形でも塁に出る」

 広島・矢野雅哉内野手(23)が“カメレオン打法”で出塁率アップを目指す。

 現在参加中のフェニックス・リーグでは、巨人・丸のように1度グリップを下げてから打ち出すヒッチ打法に取り組んでいる。

 「対応できる投手なら、引き続きやろうと思っています。(投手によって)タイミングが取れない時は、コンパクトにした構えにしています」。型にはめることなく、相手投手によって柔軟に対応していく。

 23日の西武戦では左腕の隅田に苦戦。空振り三振、三邪飛と2打席凡退に終わったが、3打席目にカーブを左中間へはじき返す二塁打と対応してみせた。

 「スライダーのキレが普通の投手よりいいなと感じたので、内角は捨てる覚悟でラインいっぱいに詰めた。3打席目は真っすぐは捨てるイメージで、変化球をどうするかを考えながら入っていました」

 2年目の今季は55試合に出場、失策は1と高い守備力は証明した。一方で打撃は打率・194、2本塁打、5打点に終わった。

 「やっぱりバッティングが一番の課題。どういった形でも塁に出ることを考えながら。後は打撃のいい感覚を少しでもつかめたら」

 出塁を第一に考え、立ち位置、打法など型にはめない“カメレオン打法”で対応していく。

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