ヤクルト なぜ「8番投手」? イケヤマジックの真骨頂とは
「ヤクルト2-0DeNA」(16日、神宮球場)
“イケヤマジック”がまた、さく裂した-。下位打線が機能してそれが決勝点になった。
この夜のオーダーのポイントは「8番・投手」だった。二回に難敵・デュプランティエから先取点をつかみ取った。2死一塁の場面で「8番・投手」で先発した松本健が左前に鮮やかに運びHランプを点灯させた。右腕にとってのプロ初安打。一、二塁と好機が広がり、続く9番・丸山和の左前適時打で主導権を握った。
池山監督は「(投手が)つないでくれて、打ってくれると打者陣も『何とかしないといけない』という思いが強くなる」と目を細める。今季、ここまで多用してきた「8番・投手」のオーダー。指揮官が、ピッチャーを「9人目の野手」として期待しての起用法だ。「キャンプの時から『しっかり打つこともやってくださいよ』って言ってます」と語ってきた。
今季は「8番・投手」に加え、犠打をなるべく使わない作戦も繰り出している。目指しているのはまさに“打ち勝つ野球”。当然、打撃が得意な投手かどうかの見極めもしているが投手も打席に入り、しっかり打つことで、この夜のようにベンチが大盛り上がりするケースもある。チーム一丸の野球の一環でもあるのだ。
今季2度目の4連勝をマークした首位のツバメ軍団。2位の阪神とは1・5ゲーム差。池山監督の采配はズバズバはまっているが、一戦必勝の心構えは変わらない。チームで束になって戦っていく。(ヤクルト担当・伊藤玄門)
