広島 佐々岡監督が退任会見 辞任決意は「優勝消滅」「高津監督の胴上げ次の日に伝えた」

 辞任会見で心境を語る佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 会見で辞任の意思を語る佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 辞任会見を終え報道陣に言葉をかける佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
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 広島の佐々岡真司監督が3日、マツダスタジアム内で辞任会見に臨んだ。

 就任3年目の今季は66勝74敗3分け5位でシーズンを終了。20年からの就任3年間でいずれもBクラスとなった責任を取り、球団に辞意を伝えていた。

 会見の主な内容は下記の通り。

 (会見の冒頭自ら)

 「この度、ユニホームを脱ぐことになりました。3年間という短い間でしたけど、本当にお世話になりました。ありがとうございました」

 -改めて決意した日と理由は。

 「今年3年目のシーズン。キャンプから今年、結果が出ないとユニホームを脱ぐくらいの覚悟を持ってシーズンに入りました。順調に開幕から連勝を重ね、『いけるぞ』という気持ちの中、また、苦手な交流戦も『今年は自信を持って入れるな』とそういう気持ちで入ったんですが、大きく負け越し、そして早々と優勝争いから脱落。9月に入って優勝消滅というところから自分の中では今年で(辞める)という気持ちにも。自分の中ではまだまだAクラス、クライマックス(シリーズ)の戦いがある気持ちがある中でしたが、ヤクルトが優勝を決めた、その日に家でテレビを見ながら高津監督の胴上げを見ながら、次の日球団常務に『責任を取りたい』という意思は伝えました」

 -印象的な試合は。

 「1勝目というのはね、また開幕が遅れた難しい中で大瀬良大地をエースとして、開幕投手にして、その日勝てたのはね、自分の監督としての1勝目は今でも忘れられません」

 -思い描いていた監督像は果たせたか。

 「3年間という時間の中でいろいろやりたいこと、それができなかったこと、こういう状況の中でできなかったことは確かにありましたけど。そういう状況を踏まえた中でもやっていくのが監督の仕事であって、それができなかった、チームを勝たせられなかった、これだけの戦力がいながら、こういう状況の中でもうまくまとめてチームの一体感という言葉を持って監督就任しましたけどそれが、なかなか僕の力でできなかったことがこういう結果につながったと思いますし、だからこそ責任を取るという気持ちで本日に至っています」

 -来年以降今後について。

 「きのうシーズンが終わって、ユニホームを脱いでまだ今日なので全く今後のことは決まってませんし分かりませんけど、ただ言えることは、ずっと子どものころからカープファンでカープを応援し続けてきましたから、来年以降も1カープファンとして、カープをずっと応援していきたいなと、そう思っています」

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