広島・秋山 先発に意欲 発熱から30日復帰「頭からいきたい」外野ノックで軽快な動き

 外野ノックを終えた秋山(中央)は上本、野間と笑顔で会話する
 フリー打撃で感覚を確かめる秋山
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 広島の秋山翔吾外野手(34)が29日、マツダスタジアムでの指名練習に参加した。その後取材に応じ、スタメン復帰に意欲を示した。発熱したため、特例2022で出場選手登録を抹消されているが、30日の阪神戦から再登録される見込みだ。首脳陣は、症状や離脱期間を考慮し復帰直後は代打起用を念頭に置くものの、秋山は強い決意で臨む構え。1・5差の3位・阪神と直接対決。勝利への思いをグラウンドで体現する。

 外野ノックでは軽快な動きで打球をグラブに収めた。フリー打撃では感覚を確認しながらバットを振った。「チェックをするところとか動きの確認はできたのでそこは良かった」。秋山は充実感いっぱいに汗をぬぐった。

 23日に発熱。PCR検査では新型コロナウイルスは陰性だったが、同日に出場選手登録を抹消された。「へんとう炎みたいな感じの症状と言われた」。38度台の熱が続き、のどに痛みがあった。点滴を受けるなどして回復し28日から再合流した。

 30日の状態を確認した上で、同日の阪神戦から再登録される見込みだ。1週間のブランクがあるため、首脳陣は大事を取って勝負どころでの代打起用などを視野に入れる。

 秋山は「いろんな選手の状態がめちゃくちゃ悪いわけでもないと思う。その中に入っていくとなると」と話し、こう続けた。

 「それは、出られるなら頭(スタメン)からいきたい。試合数が少ないというのも分かっている。自分からゆっくりやらせてほしいという言葉は出ない。気持ちとしては、無理をしてくれと言われれば、それに応えるだけの気持ちはあります」

 1・5差で迎える3位・阪神との直接対決。1つでも上の順位で終えるためには負けられない戦いだ。熱い思いを言葉に変えた。

 「選手は目の前のワンプレーに対して準備して。良い結果が出るようにベストを尽くすってことの繰り返し。それは開幕戦から最後まで変わらない」。敵地で迎える一戦。全力を尽くし、最後は笑顔で終えてみせる。

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