「ＤｅＮＡ３－０広島」（２１日、横浜スタジアム）

　広島は投打がかみ合わず敗れ、同一カード３連戦３連敗を喫した。ＤｅＮＡ戦は、１分けを挟んで７連敗した２００１年以来の６連敗となった。

　先発した大道は三回までに毎回ソロ本塁打を浴び３失点し、４回７安打３失点で今季初黒星を喫した。

　打線は京山を打ち崩せず、０－３で迎えた七回１死一、二塁は代打・松山が交代した伊勢の前に三邪飛。なおも２死満塁では長野が空振り三振に倒れ、代打攻勢も得点には結び付かなかった。

　チームは今季１１度目の完封負けで４連敗。借金は今季ワーストタイの６となり、３位・阪神とのゲーム差は２・５に広がった。

　試合後の河田監督代行の主な一問一答は下記の通り。

　－序盤の３被弾が重かった。大道の投球については。

　「投げ切れずに逆球になったのがホームランになっているというところ。ただ、まだ先発して２試合目だし、コロナの影響もあって（代わりが）いないので。何とか単発の３発で踏ん張ったという見方しかないかな。きょうはもう打つ方がね。京山が良かったんだけど、何とかできるところ、チャンスであったり、あそこ（七回）で松山、長野と仕掛けてみたんだけど、あそこで点を取れなかったら、これはしょうがない」

　－京山のイメージがこれまでと違った。

　「ちょっと違うかね。最初の投球練習で１球もストライクが入らないから、またちょっと慌てず、バラバラのようだったら攻撃もいろいろ考えようとは思っていたけど、堂林を（空振り三振に）斬ってから全部ストライク先行で、全くイメージが、というところ。あとは伊藤が高めの真っすぐをうまく使って、それにはまってしまった。指にかかったいい真っすぐだったから、バッターが全部手を出してしまった。見逃せる高さではなかった。そういうところだと思う」

　－前日２０日の試合後には『何とかしないと』と言っていた。

　「何ともできなかった。投手のホームランが余計だった。正直あれでガタッとくる。あれがホームランになるということは…。フェン直ではなく越えるということは。でもベンチで盛り上げてくれたり、韮沢に初ヒットが出たり、悪いことばかりじゃない。メンバー的に代えようがないのでね。いいところも見えているのでまだ救いかなと」

　－打線の状態は。

　「心配せずというか、ゼロだからね結局。それは受け止めないと。これからヤクルト３連戦。まだ２８試合ある。日々気持ちを新たにやっていかないと、本当にズルズルいってしまう。そこは、こっちがうまいこと雰囲気というか、そういう作り方もしないといけない」