カープ秋山 フレッシュに西勇撃ち!通算・475も慢心なし「初めて当たる気持ちで」

 「広島(降雨中止)阪神」(18日、マツダスタジアム)

 広島・秋山翔吾外野手(34)が18日、20日・阪神戦(マツダ)で対戦が見込まれる西勇の攻略に意欲を示した。通算対戦打率・475と好相性。3年ぶりの対戦へ向けて「“初めて当たる”ぐらいの気持ちで」と力を込めた。チームは自力優勝の可能性が復活。4試合連続安打と勢いに乗ってきた背番号9が、価値ある一打でチームをさらに勢いづける。

 雨天中止が決まってから約1時間半、秋山はウエートトレーニングで汗を流した。球場を出たのは午後8時前。「本来、試合があった時間。こういう時間もできたので、やれる時に刺激を入れておこうと」。穏やかな表情で意図を明かしたが、その姿には強い自覚がにじんでいた。

 この日は水入りとなったが9連戦最後のカードは広島加入後、初の阪神戦。20日には西勇との対戦が予想される。「久しぶりの対戦で楽しみもある」と笑顔を見せつつ「“初めて当たる”ぐらいの気持ちで」とフレッシュな姿勢で臨むことを強調した。

 対戦が実現すれば、2019年6月21日の交流戦(甲子園)以来3年ぶり。自身はメジャー挑戦の前年で、西勇の阪神移籍初年度に顔を合わせ、結果は3打数1安打だった。通算成績は40打数19安打、打率・475、1本塁打で6打点と抜群の好相性を誇る。

 だが、全く意に介さない。「過去の相性は過去なんですよね。やっぱりお互い3年違えば、リセットできる時間はありますから。パ・リーグの時に対戦があった分だけ(イメージは)頭に多少ありますが、その時の彼とは全く違うものだと思って」。かつての結果、データにとらわれることなく、新たな気持ちでバットを握る。

 1軍デビューから9試合を消化。14日のDeNA戦(マツダ)から4戦連続安打、打点を記録するなど状態は上向きだ。9日の中日戦から4試合連続無安打の期間もあったが「間をゆっくり取れるようになった」ことで好結果につながった。

 結果が伴わない打席では「自分の間合いに入らないうちに振り出している感じがあった」と自己分析。それを経て「動きながら球に入っていける形になっていっている感じ。全部良くなったわけではないが、そういう打席が増えてきた」とうなずく。また、緊張感あるグラウンドで攻撃と守備を繰り返し「本来のペースが出てきているのかな」と試合のサイクルもプラスに還元できている。

 前半戦は残り5試合となった。「結果を出して、勝ちにつながるようなところが出てくればいい」と秋山。背番号9が、さらなる上昇気流を描いていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス