【石原慶幸氏の眼】粘りきれなかった広島・九里 次回のリベンジにつなげる
「広島3-6ロッテ」(26日、マツダスタジアム)
広島・九里は五回途中降板、6失点で3敗目を喫した。二回、五回の場面ではそれぞれ先制点直後、同点に追いついてもらった直後の失点となった。
こういうところで抑えることができれば、流れを自軍に持ってくることができる、というセオリーに照らせば、残念ではあった。
ただ、ここまでの登板を振り返っても、まだ2勝というのが少なすぎるように感じられる、内容のある投球を続けてきた。また、粘り強く投げられる投手でもある。
この日に関して言えば、そこで粘りきれなかったと言うしかないが、やはり対戦の少ない交流戦の難しさが、投球に影響を及ぼした面はあるだろう。ただ実績もあり、反省点もつかんでいるだろうから、次の投球につなげてくるだろう。
チームは交流戦最初のカードを負け越して、27日からソフトバンク戦に臨む。まずは好調を維持する打線がこれまで通り、つなぎに徹して先に点を取り、優位に進められるかがカギとなる。