サヨナラの立役者・上本に称賛集まる 本人は「お立ち台、僕っすか?」も西川「神です」

お立ち台で笑顔を見せる上本(左)と西川(撮影・立川洋一郎)
 9回、四球を選びガッツポーズで一塁へ向かう上本(撮影・立川洋一郎)
 9回、粘って四球を決めた上本はガッツポーズ。投手はケラー(撮影・田中太一)
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 「広島3-2阪神」(29日、マツダスタジアム)

 広島が逆転サヨナラ勝ちで、開幕から無傷の4連勝を飾った。1点を追う九回、阪神・ケラーを攻め立てて1死満塁とすると、西川が湯浅から右越えにサヨナラ適時打。本拠地開幕戦で劇的勝利を収め、マツダスタジアムは歓喜に包まれた。

 九回に12球粘った末の四球でチャンスを広げた上本に称賛が集まった。この日は3つの四球を選び、無安打だった上本はお立ち台で「お立ち台、僕っすか?」と笑ったが、ともにヒーローインタビューを受けたサヨナラ打の西川は上本の粘りを「神です」とたたえ「先輩方がつないでくれたので、何とか仕事をしようと。まだまだ始まったばかりですけど、続けていきたいと思います」と力強く誓った。

 佐々岡監督も「やっぱり上本が粘って四球を取ったのが一番大きかったと思います。(そして)今一番、頼りになる龍馬に回ってきた。いい攻撃でしたね」と興奮した様子。チームは単独首位に躍り出たが、指揮官は「一戦一戦やりたいと思います」と足元を見つめた。

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