広島新外国人ターリー 最速159キロと明かす 赤グラブに「No excuse」

 広島の新外国人、ニック・ターリー投手(32)=前ホワイトソックス傘下3A=とドリュー・アンダーソン投手(28)=前レンジャーズ=が22日、マツダスタジアム内で入団会見を行った。

 チームのために身を粉にする。個人目標を問われたターリーは、自らの思いを言葉に変えた。「申し訳ないけど、個人的な数字のこだわりはないんだ。ただ、チームのために勝利に貢献したい」。任された登板で全力を尽くすと意気込んだ。

 米国での調整は順調。最速は156キロと思われていたが「99マイル(159キロ)だよ」とにっこり。来日前には打者を立たせた投球練習も消化しており、「球速は自分のマックスの時に近づいている」と手応えがある。

 「自分に何が起きようが、どんなことがあってもいい訳をせずに仕事を全うすると思いを込めた」

 赤色のグラブには「No excuse」と刺しゅうを入れた。苦しい場面では、その文字を見返すことで気持ちを入れ直して左腕を振り抜いていく。

 早くチームに溶け込もうと、日本語の習得にも積極的だ。「本当に難しいことなんですけど、たくさん覚えていきたい」。中継ぎとして期待される助っ人が白い歯をこぼした。

 ◇ニック・ターリー(Nik Turley)1989年9月11日生まれ、28歳。米国カリフォルニア州出身。193センチ、体重104キロ。左投げ左打ち。投手。08年にヤンキース入団。17年にツインズでメジャーデビュー。20年はパイレーツ、21年はホワイトソックス傘下3Aでプレー。メジャー通算35試合で0勝5敗1セーブ、防御率7・78。

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