広島・床田“ささおカーブ”開幕ローテ当確 佐々岡監督直伝の宝刀 魅せた緩急自在

 「練習試合、巨人1-2広島」(19日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 広島・床田寛樹投手(26)が開幕ローテを勝ち取った。巨人との練習試合に先発して3回2安打無失点。佐々岡監督直伝の“ささおカーブ”を随所にちりばめ、相手に的を絞らせなかった。

 指揮官の助言で握りを深くしたというカーブが面白いように決まる。初回1死から坂本の4球目に空振りを奪った。二回は岡本和の初球に“ささおカーブ”で空振りさせてカウントを稼ぐと、最後はパームで空振り三振。直球のキレの良さも相まって、緩急自在の投球は圧巻だった。

 「すごく良かったです。あとはあれを奥目(捕手寄り)に投げられればいいかなと。三振を取りたいときはワンバウンドで、今日投げたものより1個奥に投げられたら」。結果に満足せず、貪欲に上を目指す言葉に状態の良さをうかがわせる。

 シート打撃、紅白戦に続く好投に佐々岡監督は「これだけ結果出せば、3本柱に次ぐのは当然だと思う」と、早くも開幕ローテ入りに当確ランプをともした。

 大瀬良、九里、森下に続く先発の柱へ。床田は「ローテに入って左投手をしっかり引っ張っていけるように。3人に追いつけるように高い意識を持ってやりたい」ときっぱり。昨季は9月に3勝を挙げて月間MVPを獲得したが、“秋男”の称号は返上する。シーズンフル回転で左腕エースを目指す。

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