広島・森下が7回無失点の力投 最速153キロを計測

7回、坂本を二直に打ち取ってピンチを脱し、充実した表情でベンチへ引き揚げる森下(撮影・立川洋一郎)
巨人打線を相手に力投する森下(撮影・立川洋一郎)
3回、丸を見逃し三振に仕留めて拳を握る森下(撮影・立川洋一郎)
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 「広島-巨人」(10日、マツダスタジアム)

 先発した広島・森下暢仁投手が112球の力投を見せた。7回を7安打6奪三振で無失点。8試合連続で勝ち星がなく、自身3連敗中の右腕が後半戦初白星を目指し、粘りの投球を披露した。

 初回は2死二塁で岡本和を右飛。二回は2死一、二塁のピンチを切り抜け、三回は2死一、三塁で丸を見逃し三振に斬った。三回まで毎回得点圏に走者を背負ったが、決定打は許さなかった。

 直球とカットボール、カーブなどを織り交ぜる投球で、五回までに味方も3点を援護。六回も2死一、二塁と攻められたが中島を三ゴロに仕留め、七回は2死二、三塁と一発出れば同点の場面で3番・坂本を二直。この日最速153キロ直球を投げ込み、球場全体から大きな拍手を浴びた。

 7月14日・中日戦で6勝目を挙げて以降、白星から遠ざかっていた中、7勝目の権利を手にしてリリーフ陣にバトンをつないだ。

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