広島V消滅 佐々岡監督、鈴木誠は疲労を考慮「大ごとではないんです」

 6回、ベンチから戦況を見守る鈴木誠(撮影・高部洋祐)
 6回、坂倉の同点打で生還し、鈴木誠(左)らの出迎えを受ける堂林(撮影・高部洋祐)
 8回終了後、選手交代を告げベンチに戻る佐々岡監督(撮影・高部洋祐)
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 「広島1-4ヤクルト」(3日、マツダスタジアム)

 広島は接戦を落とした。同一カード3連戦3連敗は今季4度目。この日の敗戦で、今季の優勝の可能性が消滅した。

 打線は相手を上回る11安打を放ちながら、1点に終わった。四回1死満塁の好機で無得点。1点を奪い、1-1となった六回無死一、二塁では菊池涼が送りバントを失敗。続く代打・松山も遊ゴロ併殺打に倒れ、一気に逆転することはできなかった。

 先発した森下は7回6安打1失点と好投した。八回、バトンを受けた救援陣が打ち込まれ失点し、再びリードを広げられた。

 16年から昨季まで5年連続で勝ち越していたヤクルト戦。この日の黒星で今季は5勝14敗3分け。本拠地では1勝9敗1分け。

 試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。

 -森下は後半戦白星がない。

 「森下も本調子でない制球の中での投球だったと思うけど、それでも試合をつくった。初回の1失点の後も粘り強く投げていたので、何とか点をというのがあったんですけど」

 -かみ合わない。

 「一つ勝つというのは難しい。かみ合わないのは、僕も(現役時代に)経験したことがあるけど、1つの勝ちでガラッと変わると思うんですけど」

 -鈴木誠がスタメンから外れた。

 「大ごとではないんですけど、ずっと連戦、連戦とレギュラーとしてやってきた中で、疲労もあるし、そういう面での配慮」

 -残り試合、チームとして何を求め、戦っていくか

 「変わらず、若い選手が出る中で、いろんなミスを起こしても、反省しながらも、1戦1戦。1つでも上、1つでも借金を減らすということを変わらずやっていきます」

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