広島6連勝 小園V弾 鈴木誠も2発 栗林28セーブで逃げ切り

 8回、勝ち越しソロを放って生還し、迎えた鈴木誠(右)に笑顔を見せる小園(撮影・立川洋一郎)
 8回、勝ち越しとなる本塁打を放った小園(51)を笑顔で迎える鈴木誠(撮影・坂部計介)
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 「阪神4-5広島」(30日、甲子園球場)

 広島が接戦を制し、4度目の同一カード3連戦3連勝を決め、今季初となる6連勝を飾った。

 0-2の二回。鈴木誠が2018年の自身最多本塁打を更新する31号ソロを放ち、1点差に詰め寄ると四回には32号2ランで一時逆転に成功した。

 その後は両軍得点を積み重ね、一進一退の攻防が続いたが、4-4の八回。小園が岩崎から2戦連発となる決勝の4号ソロを放ち、試合を決めた。

 先発の玉村は勝ち負けつかずもプロ最多121球の熱投で6回5安打3失点(自責2)。九回にはルーキーの栗林が1回を無失点に抑え、28セーブ目。自身が保持する新人の連続セーブ記録を「11」に伸ばした。

 阪神は先発の西勇が七回途中4失点と踏ん張れず、打線も終盤の得点機を生かせず、3連敗となった。

 佐々岡監督の一問一答は以下の通り。

 -1点差での勝利。

 「競ったゲームの中、玉村も初回に41球を要しながら何とか粘って6回まで投げてくれたのも大きい。(リリーフのケムナ、森浦に)厳しいところで投げて、本当に成長していると思う。こういうゲームを勝ちきれるというのは、みんな自信になると思う」

 -小園の奮闘ぶりが光る。

 「(決勝弾に)広い甲子園で、すごい。途中少し(状態が)落ちかけて、レギュラーとして出続けている中、すごく成長している。最終回の守備も。攻守とも、いい働きをしている」

 -栗林が一打逆転の場面を無失点。

 「一発を避けないといけないところで慎重になるだろうし、そこでもきっちり抑えるんですからね。相当なプレッシャーがある中、抑えてくれているのは頼もしい限りです」

 -今季初の6連勝

 「1試合1試合に集中して、また地元に帰って、あしたからも続くので、1試合1試合全力で戦うだけです」

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