広島・九里がプロ8年目で初の2桁勝利 六回のピンチは「ゾーンで勝負するつもりで」

 阪神打線相手に力投する九里(撮影・佐々木彰尚)
 阪神打線を相手に力投する九里(撮影・立川洋一郎)
 1回、羽月とタッチを交わす九里(撮影・飯室逸平)
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 「阪神2-8広島」(29日、甲子園球場)

 広島・九里亜蓮投手がプロ8年目で初の2桁勝利を達成した。8安打を浴びながらも6回を2失点にまとめ「すごく良かったとは思えませんが、何とか粘れたかなと思います」と振り返った。

 最大のピンチは1点リードの六回。味方の失策などで1死満塁とされたが、梅野を一邪飛、代打・原口を中飛に仕留めた。3つ目のアウトを奪うと、こん身のガッツポーズ。「逃げる投球をせずに、ゾーンで勝負するつもりで結果0点に終わって良かった」。

 直近2試合で続いていた乱調を立て直し、今季2戦2敗だった阪神にもリベンジ。勝利数もリーグ2位タイに浮上して、最多勝争いにも加わった。「チームが勝てる投球を継続していきたい」と力強く誓った。

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