広島・佐々岡監督 逆転でのカード3連戦勝ち越し「借金を一つずつ返していくだけ」
「広島4-3阪神」(4日、マツダスタジアム)
広島が逆転勝利で、首位・阪神との3連戦の勝ち越しを決めた。
先発した森下は6回8安打3失点。3者凡退は一度もなく、毎回走者を背負ったものの粘りの投球で試合をつくった。五回無死満塁ではマルテを一邪飛。ドラフト1位・佐藤輝(近大)は空振り三振に仕留め、最後は大山を三ゴロ。林の好守にも助けられ大ピンチを切り抜けた。
打線は0-3の三回に反撃開始。苦手の秋山を攻めて菊池涼の左前適時打などで2得点。2-3の五回は、2死一、三塁から坂倉が、代わった岩貞から左翼線へ逆転の2点適時二塁打を放った。
試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。
◇ ◇
-森下が踏ん張った。
「ここ何試合か、課題の初回、立ち上がりというところで、また点を取られたけど、調子もいいようには見えなかったと思うんですけど、四回、五回のピンチを抑えて、次の点を与えなかったのがこういう結果だと思います。そこはさすが」
-打線については。
「逆転のところ、四球から誠也がつないで、坂倉の、その前にエラーをしているというところで、そこを挽回したというか、しっかりといい働きをしてくれました」
-七回フランスア、八回コルニエルだった。勝利の方程式については。
「コルニエルの3連投というのがあったんですけど。きょうは入りが七回が2番というところがあったので、フランスアからいきました。七、八というのは、その日、その日になるかもしれないですね、もうちょっと落ち着くまでは」
-火曜日から前半戦最後の9連戦が始まる。
「借金を一つずつ返していくだけなので、1試合1試合とにかく戦うしかない」