広島・小園 執念打! 九回2死から右前同点タイムリー プロ初3番で3安打3打点

 「オリックス9-8広島」(13日、京セラドーム大阪)

 バットに気持ちを込めた。1点を奪い、6-8で迎えた九回2死二、三塁。広島・小園が一時、同点となる右前2点打を放った。「浮いた球をしっかりたたくイメージだった」。150キロの直球に振り負けず、プロ初の3番起用に応えてみせた。

 初回は中前打。二回には右線適時二塁打を放ち3安打3打点の固め打ちだ。鈴木誠の前を任されても気負いはなし。「何も変えることなく自分の仕事をするだけと思っていました」と、平常心で臨み存在感を示した。

 新型コロナウイルスの陽性判定を受け一時戦列を離れた。それでも打撃は離脱のブランクを感じさせない鋭さがある。中堅へはじき返すことを第一に考えコンパクトなスイングを徹底。初回、追い込まれながら放った中前打はノーステップにしてフォークをすくい上げた一打だった。

 好調を買われ、6月は上位打線で起用される試合が増えている。規定打席に到達していないものの、打率は・357まで上昇した。

 「負けてしまったけど(次に)つながってくる。自分も含めて若い選手が出ている。盛り上げていければ、いい方向に行くと思うので、また勝てるようにやっていきます」。グラウンドでがむしゃらにプレーし結果を出すことで、チームの流れを変えていく意気込みだ。

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