広島が楽天に3連敗 石原慶幸氏「先頭打者を抑える大切さを強く意識してほしい」

 「広島4-6楽天」(6日、マツダスタジアム)

 広島は楽天に3タテを喫した。新型コロナの濃厚接触者で離脱していた先発・高橋昂は4回3失点で復帰登板を飾れず、救援陣も失点を重ねた。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は「投手陣は先頭打者を抑える大切さを強く意識してほしい」と語った。

  ◇ ◇

 約3週間ぶりの先発となった高橋昂は久々の実戦で難しい部分はあったと思うが、ちゃんと腕が振れていたし、いい球もいっていた。相手がずらりと並べてきた左打者に対しても内角をしっかりと攻めることができていた。

 ただ、4イニング中3度、先頭打者を塁に出したことは反省点。走者を背負うと、いろんなことに気を使って考えることも多くなるので投球のリズムが悪くなるし、球数も増えていく。救援陣も七回と八回に先頭打者を出したことが失点につながった。投手陣全員が改めて先頭打者を抑えることの大切さを強く意識してほしい。

 打線はこの日も若手がアピールした。相手先発が左投手にもかかわらず、左打者の小園、林、宇草が先発で起用され、しかも結果を出したことは大きい(林3安打、小園と宇草は2安打)。若手の台頭で出番を失った選手たちも黙っていないはずで、その中から生まれる競争が戦力の底上げにつながっていく。

 主力では会沢が復帰後、初めて先発マスクをかぶり、鈴木誠もスタメンに名を連ねた。厳しい戦いをしいられてきたが、ようやく戦力が戻ってきたことでチームの雰囲気も盛り上がっていくだろう。ここからの巻き返しに期待したい。

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