「ロッテ７－３広島」（２９日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　「８番・三塁」でスタメン出場した広島の林晃汰内野手（２０）が、通算１３打席目でプロ初本塁打を記録した。

　０－０で迎えた二回２死だった。美馬の真ん中カットボールを強振し、右中間席に運んだ。プロ１号に「とにかく必死にいきました。うれしいです！！」と声を弾ませた。佐々岡監督は「強さが出てきているし、楽しみ」とたたえ、「十分ありますよ」と今後もスタメンで起用する可能性を示唆した。

　チームがコロナ禍に見舞われた影響で、１８日の巨人戦で今季初昇格するとすぐさま２安打１打点と活躍。代打で出場した２７日の西武戦では、中越え二塁打を放つなど好調を維持していた。

　五回にも左前打でマルチ安打をマーク。智弁和歌山では高校通算４９本塁打を放ち、将来の主砲候補として飛躍が期待される高卒３年目は「自分のスイングをしっかりできるようにしてきたい」と意気込んだ。