広島・森下、高橋昂が濃厚接触者に 投手陣からもコロナ禍離脱者…

 広島は22日、森下暢仁投手(23)と高橋昂也投手(22)が、管轄の保健所から前日21日までに判明した陽性者との接触状況により、新型コロナウイルスの濃厚接触者と判定されたと発表した。両選手とも無症状で体調に異常はない。またこの日、1、2軍の監督、コーチ、選手、スタッフら140人がPCR検査を受け、全員が陰性と診断された。

 この日のPCR検査で受検者全員が陰性と判定された一方、森下と高橋昂が21日までに判明した陽性者との接触状況から、管轄保健所に濃厚接触者と判定された。

 チームはこの日からマツダスタジアムで感染防止対策を徹底した個別練習を再開。選手間の接触を避けることを前提とし、マスクを着用して原則1人で体を動かした。ただ、感染拡大を防ぐため、報道陣の立ち入りは禁止された。

 球団独自の判断で自宅待機中だった松山、西川、磯村、塹江、坂倉の5選手は陰性判定を受けて参加。森下と高橋昂について球団は「保健所の指導に基づいて、他者との接触を避けて個人練習をしました」と説明した。

 チームに激震が走ったのは17日。菊池涼、正随、小園が感染。20日には鈴木誠、長野、石原、大盛、羽月の5選手と朝山打撃コーチ、スタッフ1人の陽性が判明した。さらに21日には倉バッテリーコーチも陽性判定を受け、チーム内の陽性者は11人に膨らんだ。

 球団は感染拡大を防ぐため、21日からの阪神3連戦の中止を決定。この日から毎日の受検を義務づけるPCR検査を実施した。交流戦が開幕する25日・西武戦(マツダ)からの試合再開を希望しており、試合開催の可否については24日の臨時代表者会議で決まる予定だ。

 広島市の担当者は濃厚接触者の職場復帰について「陽性となった人に最後に会った日から14日間は自宅などで隔離します。そこで症状などがなければ」と話しており、仮に25日から試合が再開できたとしても、森下と高橋昂が不在の状態で戦わざるを得ない。

 菊池涼、鈴木誠らの野手8人に続き、初めて投手陣からも離脱者が出る形となった。終わりの見えないコロナ禍。今はただ、一日も早い収束を願いつつ、改めて感染予防対策を徹底していくほかない。

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