広島・小園「ポジションを取りに行く気持ちを忘れず」観戦に訪れた妻の前で奮起
「広島4-7ヤクルト」(22日、マツダスタジアム)
広島の小園海斗内野手(20)が今季初昇格し、即「8番・遊撃」でスタメン出場した。初打席に初タイムリーを放つなど存在感を示した。
二回2死一、二塁。カウント1-1からヤクルト先発の金久保の145キロ直球を振り抜き、右前に運んだ。「初球から積極的にいけたのでそこが良かった。チャンスだったので、楽しめたのかなと思います」と話した。
20日に1軍に初合流するもチーム事情によって昇格は見送られた。21日に再び2軍行きとなったが、「頑張っていれば、成績を残していればと言われていた。こんなに早くというのは想像つかなかったですけど」。めげずに結果を残し、再び1軍に招集された。
四回は1死一、三塁から二ゴロで2打点目。守備も無難にこなした。佐々岡監督は「しっかりと打ってくれたし、守る方もしっかりしてくれた。はつらつと元気よくを求めている。失敗を恐れずにやってほしい」とさらなる期待を寄せた。
昨季はわずか3試合の出場にとどまり、悔しさを味わった1年だった。「絶対に負けない。ポジションをとりにいく気持ちを忘れずにやっていきたい」。今年1月に結婚し、きょう観戦に訪れた妻の前で活躍を見せた背番号51がここから日々まい進していく。