カープ菊池&安部の新1、2番が躍動 石原慶幸氏「素晴らしい働き」田中広の奮起も期待

 「広島4-2巨人」(10日、マツダスタジアム)

 広島が巨人に連勝した。先発・九里は尻上がりに調子を上げて7回2失点で3勝目。菊池涼と安部の新1・2番コンビはともに猛打賞と活躍した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は、期待に応えた安部をたたえるとともに、田中広の奮起にも期待した。

  ◇  ◇

 九里は立ち上がりから少し慎重になりすぎたのか、バッテリーも含めて後手後手に回った感じの投球になっていた。持ち味であるストライクゾーンで早め早めに勝負する投球ができていなかった。

 ようやくスイッチが入ったのが六回。そこからの2イニングは気持ちも前面に出て、彼本来の投球ができていた。本人も分かっているとは思うが、そこは次の登板へ向けての反省点。初回からこういう投球をしてくれることを期待したい。

 打線は菊池涼、安部の1、2番が素晴らしい働きを見せた。チャンスメークするだけでなく、ともに自らのバットで打点も挙げた。田中広の状態がなかなか上がらない中で、ベンチは最善の策として打線の組み替えを行い、安部もその期待にしっかりと応えた。

 今の田中広は思い通りのスイングができず、打席の中で少し慌てている印象を受ける。ただ、実績も経験もある選手なので、なにか一つきっかけさえつかめれば、すぐに調子は取り戻せるはず。彼の力はチームには欠かせないし、やはり田中広が上位打線に入ることが理想だ。1日も早い奮起を待ちたい。

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