広島ルーキー森浦&栗林、今季初星に貢献 安仁屋氏「期待通りの投球だった」

 「広島4-1中日」(27日、マツダスタジアム)

 広島が今季初勝利を挙げた。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)は6回1失点で勝ち投手となった九里とともに、プロ初登板を果たした森浦、栗林の新人2投手の力投をたたえた。

  ◇ ◇

 先発の九里は内角を速い球で意識させ、変化球で打ち取るパターンでアウトを重ねていった。坂倉も積極的に内角への球を要求し、九里の良さを引き出すリードができていた。

 特に印象に残っているのは、五回2死三塁で代打・福留をフルカウントから見逃し三振に仕留めた場面。内角に素晴らしい直球を投げ込んだ。前夜の開幕戦の逆転負けで重圧もあったと思うが、それを感じさせない気持ちの入った投球だった。

 プロ初登板の新人2人も期待通りの投球を見せた。森浦は球にキレがあるし、マウンド度胸もいい。2アウトを取った後、少しほっとしたのか3連続四死球を与えたが、ピンチでも落ち着いていた。結果的に無得点に抑えられたので、逆に自信にもなったんじゃないかな。今後も勝ちパターンで十分に使っていける投手だ。

 栗林も堂々とした姿で安心して見ていられた。直球は150キロ出ているので、決め球のフォークがさらに威力を発揮する。オープン戦最後の試合(21日)で大ピンチを経験したこともプラスになっている。プロ初セーブも付き、これで気持ちも乗っていけるだろう。

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