広島・栗林「絶体絶命」の経験はプラスになる 石原慶幸氏の視点

9回、ソフトバンク・周東佑京を三振に仕留めて勝利が決まり、ガッツポーズを見せる広島・栗林良吏(撮影・立川洋一郎)
最後を締めくくりナインと勝利のタッチを交わす栗林(右端)=撮影・立川洋一郎
9回に登板し、無失点に抑えて締めくくった広島・栗林良吏=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、広島2-1ソフトバンク」(21日、マツダスタジアム)

 広島がオープン戦最終戦を勝利で締めくくった。5回無失点で開幕ローテ入りを決めた野村祐輔投手と、九回の大ピンチをしのいだ新人・栗林良吏投手について、デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏が語った。

 ◇ ◇

 先発の野村は持ち味であるストライク先行で打たせて取る投球ができていた。投球術といい、間の取り方といい、さすがの内容だった。オープン戦初登板とあって、バッテリーを組んだ会沢もいろいろ試したいことがあったと思うが、それに応える投球ができていたのではないか。

 これで開幕ローテ最後の枠が埋まった。野村自身もひと安心しただろうし、また、オープン戦とはいえ強打のソフトバンク打線相手にゼロで抑えられたことで、シーズンへ向けても「いけるぞ」という手応えをつかむことができたはずだ。

 今季、守護神を務める栗林は1点リードの九回、2死満塁3ボール2ストライクという絶体絶命の場面を迎えた。本人にとっては意に反した状況だったと思うが、どんなピンチを招いても結果として抑えることが求められるポジションだけに、無失点で切り抜けられたのは良かった。シーズンに入ってもこういうことはある。オープン戦最後にこのような経験ができたことをプラスにとらえてほしい。

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