広島・大瀬良「どんな思いでも心に届けば」 3・11胸に刻む選手としての意義、自覚

 練習前に黙とうを捧げる広島ナイン
 広島・大瀬良
2枚

 広島の大瀬良大地投手(29)が11日、野球で勇気や希望を与える存在になると改めて誓った。マツダスタジアムでの全体練習後、報道陣の取材に応えた。1万5900人の命が奪われた東日本大震災からこの日で10年。右腕は野球選手としての意義を胸に刻み、マウンドに立ち続けていく。

 マウンドで投じる1球から何かを感じとってほしい-。東日本大震災からちょうど10年。大瀬良はプロとしての意義を改めて考え、自覚をさらに強くした。

 「良い思いをしてもらうのが一番です。一生懸命戦っている姿を見てもらって勇気、活力、どんな思いでもいいので心に届けば。楽しいとか悔しい、何やってんだ、でも。何か感情が動いてくれたら。それが野球選手としてあるべき姿だと思う」

 当時は九州共立大の1年生。宮崎県へ遠征中で、津波が襲った仙台空港のテレビ映像に衝撃を受けた。大学のある福岡には遠征に帯同しなかった大船渡(岩手)出身のチームメートもいて、すぐに連絡した。

 この日の練習前、半旗が掲げられる中でチーム全員で黙とうをささげた。円陣では羽月が「野球ができることに感謝をして、1日1日を大事にしていきましょう」と声をかけた。大瀬良は「改めて考える時間があった。この時間を大事にしながらやっていかないといけない」と思いを新たにした。

 12日の日本ハム戦に先発する。球数を増やし、投球回を伸ばしながら3月26日の開幕マウンドへ向かう。「試合展開の中でベストな投球ができるようにやっていきたい」。野球ができる喜びを胸に、腕を振り抜く。

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス