広島・野間 28歳の誓い!逆襲の7年目「例年以上にやる」泥臭く!どん欲に!

 28日に28歳の誕生日を迎えた広島の野間峻祥外野手が、昨季からの巻き返しを誓った。マツダスタジアムの屋内練習場での合同自主トレに参加し、視察した河田雄祐ヘッドコーチ(53)からは現状打破を要求された。7年目。し烈な外野争いを勝ち抜き、出場機会増を目指していく。

 新たな気持ちで今シーズンに臨む。28歳の誕生日を迎え、練習後に球場を訪れた西川からプレゼントを渡された野間は「気づいたら30手前。早いですね。太りやすくなった。毎回、キャンプの前に誕生日を迎えますが、今年は例年以上にやっていきたい」と決意をにじませた。

 昨季は3年ぶりの2桁出場にとどまり、守備固めや代走要員が大半だった。2軍落ちも経験し、スタメン出場はわずか9試合。打率・240と自慢の俊足を生かす機会も減少し、盗塁はわずか2個だった。

 ネット越しにマシン打撃を見守った河田ヘッドコーチは「何かを変えないといけない、というのは確かだと思う。グラウンドに出て一日一善じゃないけど、何とかしてくれないと、とは思う」と現状打破を要求した。

 続けて「本気になってやっていけば、何か成果は出てくる。技術的にも精神的にも変わっていかないといけないと、本気で自分が思うかどうかが一番大事。そんな悠長に構えられる立ち位置ではない」とゲキを飛ばし、危機感をさらに持つように求めた。

 西武とヤクルトでコーチ経験のある参謀役は、元西武で現レッズ・秋山やヤクルト・青木などの名選手とも会話を重ねてきた。その体験談などを今後も伝えていき、全力でサポートしていく構えだ。

 野間は現在、打撃フォームを固めることに注力し、特にスイングの始動を一定にすることを意識しながら練習に取り組んでいる。「いいものを吸収して、いい形で実戦に入りたい。キャンプの中で毎日数ミリでも、うまくなれるようにしたい」と力を込めた。

 身体能力の高さは随一の14年度のドラ1。誰もが活躍を待ち望んでいる。「期待してもらうのはありがたい。とにかく試合に出たい」と出場試合数増を目標掲げたプロ7年目。がむしゃらな姿勢でレギュラー争いに身を投じていく。

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