広島・森下 気迫の6回無失点 2度の満塁、奪三振でピンチ脱出
「広島-ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)
先発した広島のドラフト1位・森下暢仁投手(23)=明大=が6回4安打無失点の好投。チームトップとなる8勝目の権利を持って降板した。
初回、先頭のエスコバー、坂口に連打を浴び、山田哲を四球でいきなり無死満塁のピンチを背負ったが、4番・村上をフルカウントから149キロ直球で空振り三振に斬ると青木を三ゴロ、中山を空振り三振に抑え、切り抜けた。
森下の好投に打線が応えた。初回に松山の適時打で先制すると五回にはドラフト2位の宇草が中前2点適時打。同期から援護点をもらい、3-0とリードを広げた。
六回にも1死から安打と四死球で再び1死満塁となったが、代打・宮本、西浦を連続三振に斬った。
105球の熱投。新人らしからぬ気迫のこもった投球でヤクルト打線を封じ込めた。