広島・藤井黎來がプロ初登板、1回無失点 初アウトの記念球を受け取る
「広島-阪神」(8日、マツダスタジアム)
広島の藤井黎來(れいら)投手がプロ初登板を1回1安打無失点で終えた。
七回からドキドキのマウンドへ。先頭・梅野へ右前打を浴びた直後は冷静さを取り戻し、小幡を見逃し三振。西の送りバントで2死二塁となってからは、それまで3安打していた近本を二ゴロに仕留めた。
デビュー戦を終えると、笑顔でベンチへ。チームメートから拍手を受けながら再び表情を崩した。松山からは、プロ初アウトを奪った記念球を手渡された。
大曲工高から2017年度育成ドラフト2位で広島入り。9月26日に支配下登録され、6日に1軍選手登録された。
支配下登録を勝ち取った直後には「素直にうれしいです。やっとスタートラインに立てたという気持ちと、今まで約3年間支えてくれた監督やコーチ、親にしっかり感謝したいと思います。今の目標は、1軍で投げることです。これからはチームの勝ちパターンで投げられるような選手になっていきたいと思います。チームに1試合でも多く貢献できるように頑張りたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」と広報を通じて話していた。