広島・会沢が決勝の満塁弾「ひとつでも上にいけるように」

 「中日5-9広島」(2日、ナゴヤドーム)

 広島の会沢翼捕手(32)が決勝の満塁弾を放った。

 2点リードの四回。鈴木誠と松山の連打、堂林が四球を選び、無死満塁のビッグチャンスをつくるとカウント2-1から迎えた4球目。中日先発の小笠原が投じた内角の141キロ直球を左中間席にたたきこんだ。「みんながつないでくれたので、何とか返すことができて良かったです」と話した。

 満塁弾は7月26日のDeNA戦(横浜)で山崎から放って以来、2本目。通算では3本目となった。

 1点差に詰め寄られた八回にも無死一、二塁から岡田の内角141キロ直球を捉え、左越え適時二塁打。貴重な追加点を奪い、5打点目。「みんながつないでくれた。何とか返して次の投手が少しでも楽に投げられるようにしたかった」と振り返った。

 チームは3連敗を止めるも借金は6。まずはあすの試合を取り、3カードぶりの勝ち越しを決めたい。「ひとつでも上にいけるようにみんなの力で戦っていきたい。チームが勝てるように自分ができることをやっていく」と前を向いた。

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