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白血病と闘う北別府さんが退院「なんとか帰れました」約2カ月ぶりに自宅へ

 約2カ月の入院生活を終え退院し、迎えの車に乗り込む北別府学氏
長女・優さんに車いすを押されて病院を出る北別府氏。(左は)孫を抱く妻・広美さん。
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 1月に成人T細胞白血病を公表し闘病生活に入っていた広島OBの北別府学氏が11日、末梢血幹細胞移植を終えて広島市内の病院を退院した。今後は自宅から通院治療を続ける。

 1月から闘病生活に入り、1月から2クールの化学療法を終え、治療の山場である末梢血幹細胞移植を5月19日に終え約2カ月の入院生活を終えた。「なんとか帰れました。長かった。元気が出る」と退院を喜んだ。

 北別府氏の退院を祝うように病院の空には太陽が出ていた。妻・広美さん、長女・優さんらの迎えで「天気もいいし。ずっと雨やったもんね。2カ月ぶりに下に降りてきた」と病院を出て外の空気を吸った。

 移植を終えてから苦しい日々が続き「想像以上に長く、きつかった」と振り返った。プロ野球開幕直前に移植した細胞が骨髄で新しい血液をつくりはじめたことを意味する「生着」の反応が見られ、快方に向かった。寝たきりの状態から体力が落ち「ひざが痛い」と車いすでの退院となったが、白血病は快方に向かっている。

 「同じ病気をされている人もいると思うし、元気になりますという姿を見せられればと思う。まず退院することで自分も家族もうれしい。頑張ればなんとかなる」

 12日には63歳の誕生日を迎える。「誕生日までに(退院は)無理かなと思っていたけど、先生が配慮してくれて間に合った」と喜んだ。今後は通院をしながら自宅で療養する。「半分はクリアした感じですかね」と完全復帰を目指す。

 ◆北別府 学(きたべっぷ・まなぶ)1957年7月12日生まれ。62歳。鹿児島県出身。宮崎・都城農業高から75年度ドラフト1位で広島入団。78年から88年まで11年連続2桁勝利達成。82年に20勝。86年は18勝でリーグ優勝に貢献した。最多勝2回、最優秀防御率1回、最高勝率3回、MVP1回(86年)、沢村賞2回(82、86年)、ベストナイン2回(82、86年)、ゴールデングラブ1回(86年)、オールスター出場7回。通算515試合213勝141敗5セーブ、防御率3・67。94年に現役引退後、01~04年まで広島投手コーチを務めた。12年に野球殿堂入り。野球解説者として活躍する一方でブログやユーチューブでの情報発信や、高校野球コーチ、菜園管理など活動は多岐にわたる。今年1月に成人T細胞白血病であることを公表し闘病に入った。

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