ドラ1森下&ドラ2宇草、東京六大学即戦力コンビが思い出&未来像語り合った
広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=と同2位・宇草孔基外野手(22)=法大=の新春対談が実現した。高校3年時の日本代表で初めて出会い、東京六大学リーグでもしのぎを削った間柄。大学時代の思い出や同じユニホームを着て描く未来像などを語り合った。森下は新人王を目標に掲げ、宇草は一日一生の精神でグラウンドに立つと誓いを立てた。=ルーキーズ初夢対談1
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-あけましておめでとうございます。今年からカープの一員になった2人が最初に出会ったのはいつ?
森下「高校3年の日本代表だよね」
宇草「そうだね。そのとき暢仁が進路を迷ってて、法政に誘ったことを覚えてる」
森下「プロに行きたいとも思っていた時で。でも行くならプロか明治だった」
宇草「大学は同じ東京六大学。暢仁が1年から投げていて、僕はその時、スタンドから見てた。でも会うたびに話をしたりご飯を食べに行ったりしたよね。そこから仲良くなった。対戦するのがすごく楽しみだった」
森下「ドラフトの日に1位で指名された後、いろいろなことが終わってテレビを見たら、2位指名が宇草だった。来た、来たって思ったよ」
宇草「法政も盛り上がってた。暢仁は競合すると思っていたから、一本釣りだったときは『おー』って。もう一野球ファンとして見ていた」
森下「ドラフトの日にオレから連絡したよね?」
宇草「忙しいだろうから、落ち着いたら連絡しようかなって思っていたら連絡が来た。『ドラ1からラインがきたぞ』って盛り上がった」
森下「何も変わらんけどね(笑)」
-森下投手は背番号が「18」に、宇草選手は「38」に決まった。
森下「仮契約のときに言われた。まじかって思った。最初は怖かったな」
宇草「それくらい素晴らしい投手なんだよ。僕も38番と言ってもらったときは驚いた。うれしいとか考える余裕はなくて、もう頑張るしかないと。赤松さんの番号に泥を塗らないようにしないといけないと思った」
-良いチームに入ったのでは。
森下「ずっと上位で戦っているし、日本を代表する選手もいる。学べることは多くあると思っています」
宇草「たくさん練習するって聞きます。うまく野球をやろうとするのが苦手だから、腹を決めて自分をさらけ出して取り組めるかなっていう印象がある。できないことはできないと言って、一から自分らしさを出して頑張っていきたい」
-色紙に森下投手は「開幕ローテ」、宇草選手は「全力疾走」と書いた。どんな1年目にしたいか。
森下「まずはケガをせずにキャンプを終えて、開幕ローテに入れるようにアピールしたい。新人にしか狙えない新人王は目指してやりたい」
宇草「自分も新人王を取りたいとは思うけど、そういうのは考えずに、1日1日積み重ねていくだけ。全力で取り組んでいたら良い1年になるかなと思います」




