龍馬が殿馬に…ピアノトレで快音奏でる!集中力アップへ今秋購入

 広島・西川龍馬内野手(25)が26日、“ピアノトレ”を行っていることを明かした。未経験ではあるが、今秋に電子ピアノを購入し練習中。リラックスになる一方で自身が今季足りなかったという「集中力」を養うことにもつながると考えており、球界では王貞治氏や他競技では錦織圭など一流も特技としている。音楽を通じて、さらなる飛躍を目指していく。

 好奇心旺盛な西川らしい行動だった。「ピアノをやってみようかな、じゃあ買いに行こうと。それなりに大きいのを買いました。時間があるなと思ったら弾いていますよ」。未経験ではあるが、ふと意欲が湧いて今秋に電子ピアノを購入した。もちろんこれは野球に好影響をもたらすとも考えている。

 「野球にもいろいろつながるんじゃないですかね。集中力とか記憶力、指先の感覚」

 実際に球界では王貞治氏や桑田真澄氏、西武・山川らが、他競技でも男子テニスの錦織圭など一流アスリートも特技としている。現在西川は来季へ向けた自主トレに力を入れる一方で、ヨハン・パッヘルベルの「カノン」を練習中。「音を探しながら、(鍵盤の)場所を覚えてやっています」と鍵盤をたたいている。

 ピアノ効果の一つに挙げた「集中力」は西川の来季へ向けた課題の一つでもある。今季は自己最多の138試合に出場し打率・297、16本塁打、64打点。初めて規定打席にも到達し、ブレークの年となったが、目標の打率・300に届かなかった。「1、2打席目あかんかったら、集中力が欠けていた」というのが自身が振り返る原因だ。

 今季1、2打席目を2打数無安打で折り返すと、その後も無安打に終わったのは50試合中25試合と半数を超えた。野球と音楽を通じて集中力を高めることが、おのずと打率・300や目標としている首位打者にも近づいていく。

 新たな試みをためらうことなくできるのも西川の長所だろう。17年オフからは中学時代の恩師に紹介され、動体視力向上へつながるとされるビジョントレーニングも導入。打撃にも守備にも生きると実感しており、ピアノもさらなる飛躍へのきっかけとなるかもしれない。

 来年1月は今年同様に鹿児島県・徳之島で日本ハム・近藤らと合同自主トレを行い、2月の春季キャンプへ向かう。背番号63は2020年、美しい音色とともにバットでより多くの快音を奏でていく。

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