高橋樹也 OB江草氏介しDeNA今永に弟子入り「体の使い方勉強したい」
広島の高橋樹也投手(22)が来年1月にDeNAの今永と自主トレを行うことが25日、分かった。元広島の江草仁貴氏を介して実現した弟子入り。球界を代表する左腕から技術や心構えなどを学び、5年目となる来季の飛躍につなげていく構えだ。
高橋樹はシーズン終了後、江草氏との食事会で自らの思いを伝えた。「(同じ左の)今永さんとの自主トレをしたいと言ったんです」。来季が5年目。自らの殻を破るため、日本を代表する左腕への弟子入りを志願し、実現した。
「スピードがあって変化球もすごい。ああいうふうな投手になっていきたいと思った」
来年1月に都内での練習に参加する。DeNAのエースは今季13勝を挙げ、侍ジャパンでも欠かせない存在として活躍した。身長176センチの自身に対し、今永は177センチ。体格がほぼ同じだけに、参考にできることは数多くあるはずだ。
球速アップを目指す。シーズン中に130キロ台が大半だった直球は、10月のみやざきフェニックス・リーグで最速146キロを計測した。「今は球速は出ていないけど、いずれは直球で押せるようになりたい。体の使い方とかを勉強したい」と意欲は満々だ。
今季は登板なしに終わった。目下の目標は開幕1軍入りだ。磨いていく直球を首脳陣にアピールし、道を切り開いていく。
ドラフト1位・森下(明大)とは同学年。高校3年時の日本代表ではチームメートになった。「負けられない」。危機感を強く持ち、今永道場の門をたたく。