誠也、侍ジャパン2年ぶり選出!堂々4番候補「全力で」 会沢、菊池も

 11月に開催される野球の国際大会「プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」のメンバーが1日、都内で発表され、広島からは鈴木誠也外野手(25)、会沢翼捕手(31)、菊池涼介内野手(29)の3選手が選出された。4番候補の1人である鈴木は今季、初めて首位打者を獲得。日本代表でも勝負強い打撃で勝利に貢献していく。

 世界の強豪を相手にする舞台は、鈴木にとって大きな喜びだ。侍ジャパンのメンバーに選ばれるのは、17年3月のWBC以来で、稲葉ジャパンになってからは初めて。球団広報を通じて「選んでいただいて光栄。稲葉監督の力になれるように、全力で頑張ります」とコメントを発表した。

 春季キャンプから日の丸への思いを言葉にしてきた。指揮官が天福球場を訪れ、4番候補として名前を挙げると「うれしい」と目尻を下げた。一方で「4番でもっと活躍している選手がたくさんいる。その人たちに負けないように成績を出して、みんなに認めてもらって4番を打ちたい」と力を込めていた。

 今季はその言葉を体現した。打率・335で初の首位打者を獲得。状況に応じてつなぎ役にも徹し四球数はリーグ2位の103個を奪取した。出塁率・453はぶっちぎりで最高出塁率にも輝いた。

 都内で会見した稲葉監督は「打順はいろんなパターンを考えている。4番候補は何人もいる」と話した。鈴木がシーズン途中から担った3番に順応したことで、その起用に幅が出たことは確か。打順を構築する上ではプラスに作用するはずだ。

 指揮官が「優勝を目指す」と力を込めた国際大会。鈴木がその一翼を担う。

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