薮田 今季初先発も初黒星 今後への光示すも六回に暗転

 「広島2-3DeNA」(1日、マツダスタジアム)

 今季初の先発マウンドは黒星に終わったが、今後への光を示す100球だった。広島・薮田が6回4安打6四球で3失点。「結果負けている」と悔しさを口にした。

 初回は2四球で2死一、二塁としたが、中井を二ゴロに仕留めた。その後も走者を背負う場面が多いながらに無失点を続けた。だが「ソトの1球が…」と振り返るように、2-0の六回1死一塁で左越えに同点2ランを被弾。その後一、三塁で柴田に勝ち越しの右犠飛を献上した。

 ただ、手応えも多々あった。直球には球威があり、最速150キロ。春先は140キロに満たないこともあったが、2軍調整なども経て取り戻した。さらに「手応えが一番あった」とカットボールもさえ「アツさん(会沢)がカウントの取れる球で組み立ててくださった。思い切って投げ込むことができた」とうなずいた。

 緒方監督は「力のある球を放っていた」と話し、佐々岡投手コーチも「四球もあった中で要所を締めていた。緩急も使えていた」と評価した。今後は先発、中継ぎ両方の可能性を持つ。17年に15勝を挙げてリーグ最高勝率を獲得した男は与えられた場で全力を尽くし、輝きを放ってみせる。

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