ジョンソン 3回5失点KO イライライライラ…味方のミスにも審判にも“負けた”
「広島2-7ヤクルト」(4日、マツダスタジアム)
感情をコントロールできなかった。広島のクリス・ジョンソン投手が3回5安打5失点(自責点4)。今季3度目となる3回KOで5敗目を喫した。味方打線の得点直後に5失点。連敗ストップを期待されながら背信投球だった。
「守備のミスもあり、アンパイアのコールもあった。強打者に対して、真ん中にしか投げないとストライクを取ってもらえなくなれば、ピッチングは難しくなった」
三回だった。小窪の失策や石原の犠打野選などで無死満塁とされると、青木に逆転の2点左前適時打。中山には外角低めの直球を右翼席へ。3ランを被弾して主導権を手放した。
「1回で3つも4つも(ストライクを)取ってくれないとフラストレーションがたまる」。際どいコースへの球がボールと判定とされる。募るイライラ。平常心を失うという悪癖が露呈した。
連敗ストップを託され上がったマウンドでふがいない投球だった。佐々岡投手コーチは「イライラが丸見え。ああいう態度をされるとね。中継ぎにも負担が掛かる」と表情を曇らせた。
次回登板は、球宴前最後となる10日の中日戦が有力だ。チームにはずみを付けるためにも、マウンドでは自制心が求められる。