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ドラ1小園「持ってる」緒方監督が絶賛 劇勝呼ぶ偉業!球団29年ぶりプロ初打席初安打

 1回、先制のホームを踏み、笑顔でナインとタッチを交わす広島・小園
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 「交流戦、広島7-6ロッテ」(20日、マツダスタジアム)

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(19)=報徳学園=が1軍に再昇格。「1番・遊撃」でプロ初出場初先発し、初回にプロ初安打となる左前打を放った。チームは6-6の九回2死満塁で会沢が左前へ決勝打。今季6度目となるサヨナラ勝利で、連敗を「2」で止めた。

 緑の芝生の上で打球がはずむと、大歓声が巻き起こった。九回2死満塁から左前へ決勝打。サヨナラ勝利を手繰り寄せたのは会沢だ。両手を天に突き上げ、勝利のシャワーを体いっぱいに浴びる。連敗を止める意地の一打だった。

 2連敗で迎えた一戦で、雰囲気を変えたのは小園だった。「1番・遊撃」でプロ初出場初先発。初回の第1打席だ。プロ初安打となる左前打を放った。高卒新人野手の初打席初安打は、球団では90年の前田智徳以来29年ぶりだ。

 「思い切ってやろうと思っていた。うれしいです」

 2ストライクから外角のフォークを逆方向へはじき返した。開幕1軍をつかみながら3月31日に出場選手登録を抹消された。2軍ではフォームの修正に着手。対応力向上のため、小刻みに手を動かして取っていたタイミング方法を改めた。プロ初安打はその成果を示したものだ。

 不動の遊撃だった田中広は開幕から不調。チームも交流戦で苦戦を強いられている。再浮上へ起爆剤が必要だった。三回までに5点。若鯉が攻撃陣の導火線に火を付けた。

 高いミート力を誇れるのは、幼少期からの練習のたまもの。新聞紙を丸め、近くの山で打ち返すのが日課だった。「まるでプロゴルファー猿みたいですよね」と母・こず江さん。高校生になると、早い時では早朝5時に起床し、父・考志さんと特訓開始。拾ってきた細い木の棒をバット代わりに使い、バドミントンのシャトルを球に見立て、直径が3センチにも満たない硬い部分を捉えてきた。

 守備では1点を奪われた八回2死一、二塁で田村の打球を捕球できず初失策を記録した。緒方監督は「初打席で安打を打つんだから持ってる。失敗を恐れず経験し成長してほしい」と背中を押した。

 プロとしてスタートラインに立った。「良い所も悪いとこもあった。反省して次に臨みたい」。全てを糧として小園は「日本一のショート」を目指していく。

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