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大瀬良で2年ぶり9連勝 1失点で圧巻4勝目 六回1死まで完全!魂の完投で堅首

 「広島3-1中日」(22日、マツダスタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(27)が圧巻の投球で弔い星をささげた。この日緒方監督の父・義雄さんが死去。指揮官不在の中、六回1死まで完全投球の快投を演じ、3安打1失点の完投勝利で4勝目。球団の中日戦3試合連続完投は2001年黒田博樹以来18年ぶりだ。チームは今季初の9連勝を飾り、2位巨人に1・5ゲーム差。首位の座をがっちりキープした。

 背番号14にエースの風格が漂っていた。3-1の九回、大歓声に迎えられて、大瀬良がマウンドへ。気負わず中日打線を三者凡退に斬り、見事な完投勝利。この日死去した指揮官の父への弔い星だ。

 「監督が掲げる野球をやることが僕たちができること。変に考えず守り勝つ野球をしようと思っていました」

 22日朝に緒方監督の父・義雄さんが死去。訃報は練習前のミーティングでマネジャーから聞かされていた。指揮官不在のベンチ。ショッキングな知らせだったが、プレーボールがかかるとゲームに集中した。序盤は直球を軸にキレキレのカットボール、フォークなどで二回、三回と6者連続三振。88年に長冨、紀藤が記録した7者連続の球団記録に、あと1に迫る奪三振ショーだった。

 四回攻撃前に中日が円陣を組むと「早打ちをしてくる」と察知。六回1死まで継続したパーフェクト投球は意識せず、ストライクゾーンで勝負した。七回に連打で1点を失ったが、後続はピシャリ。終わってみればわずか91球、少年時代に憧れ、20日に現役引退を表明した巨人・上原ばりの省エネ完投だった。

 3安打8奪三振。中日・大野雄を抜いて再び奪三振リーグトップに返り咲いたがどこ吹く風だ。今季のテーマは「いかに最少失点でゲームを作るか」。巨人との開幕戦で丸の1打席目こそ「球場の雰囲気と流れを持っていきたかった」と目の色を変えたが、それ以降は「ここぞの場面で取れたらいい」とサラリ。「長いイニングを投げるために球数を減らさないといけない」と信念を貫いてきた。

 指揮官から「頼みます。1試合休ませてもらいます」と託され、監督代行を務めた高ヘッドコーチは「今日は大地につきるんじゃないでしょうかね」とえびす顔。「監督がいない中、勝って、ゆっくりお父さんを見送ってもらえたらと思う。やっぱり良かったと思う」と話した。

 チームは17年9月以来の9連勝で、貯金は今季最多の8となった。お立ち台の最後に、“誠也&龍馬シャワー”を浴びた大瀬良は「お客さんの雰囲気で覚悟はしていました。アイシングになって良かったです」とにっこり。ナインの元気な姿は、悲しみに暮れる緒方監督にきっと届いたはずだ。

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