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鯉デビュー長野、希望の初安打 反省の初失策「あれは捕ってあげないと」

 7回、中前打を放ち大歓声の中、一塁へ向かう長野(撮影・飯室逸平)
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 「広島3-6巨人」(31日、マツダスタジアム)

 広島・長野久義外野手(34)が巨人から移籍後初出場を果たした。七回の守備から途中出場。直後の攻撃で元同僚・吉川光から中前打を放ち、初打席初安打をマークしたが、九回には初失策も記録。“ホロ苦デビュー”となった。チームも接戦を落として連敗。2013年以来6年ぶりの開幕カード負け越しとなった。

 待望の瞬間に、真っ赤に染まるスタンドの鯉党だけでなく、古巣のG党からも拍手が送られた。3戦連続ベンチスタートとなった中、七回の守備で「レフト、長野」のコール。球場全体が沸き上がると、見せ場は直後の攻撃だった。

 2-3の七回先頭、相対したのは元同僚の左腕・吉川光。カウント1-1からの3球目、外角低めのカーブにバットが反応すると、打球は中前へと抜けた。鯉の長野となり、初めてともった「H」ランプ。2打席目の九回1死ではクックに空振り三振に倒れた。試合後「打撃はまだまだ全然です」と振り返った長野。それでも記念すべき鯉初安打は、今後へつながる1本になったはずだ。

 オープン戦中は順調に歩を進めたわけではなかった。3月14日のオリックス戦で右足に死球を受け、欠場した時期もあった。オープン戦は24打数3安打で打率・125。なかなか調子が上がらず、本拠地でのベンチスタート時には人知れず室内練習場に向かい、約150球の打ち込みを行った日もあった。そして迎えたシーズン本番。いきなり巡ってきた機会で結果を示すのが、百戦錬磨のベテランらしい。

 高ヘッドコーチは「いいスタートを切れて良かったんじゃないかな。打つコツを知っているし、頼りになるベテランだから」とうなずく。東出打撃コーチも「1本出て良かったね。コースにいってるってことはいいってこと」と評価した。

 だが、守備では苦いデビュー戦となった。同点の九回1死一、二塁で吉川尚の飛球は前進守備の長野の頭上へ。ダイビングキャッチを試みたが、捕球には至らず2走者が生還(記録は二塁打)。「あれは捕ってあげないといけない」と反省したが、広瀬外野守備走塁コーチは「(前進守備は)2点を防ぐ選択をした。頭を越したのはベンチの反省。責めることは一切ない」とかばった。打球処理後には中継への悪送球で打者走者の三進も許し、移籍後初失策を記録。続く坂本勇の左前打で追加点を許した。

 明るい出来事も悔しい出来事もあった、赤ヘルの背番号5としての初舞台。2日からはナゴヤドームで中日戦。長野らしく前だけを見つめ、プロ10年目の新たな道を歩む。

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